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香川のローカルユーチューバー「瀬戸内サニー」がクリスマスプレゼント配布

「Humans of YouTube」キャンペーン日本版に選出された瀬戸内サニー

「Humans of YouTube」キャンペーン日本版に選出された瀬戸内サニー

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 高松の商店街エリアや丸亀駅前付近で12月25日、香川県を中心に活躍するユーチューバー「瀬戸内サニー」が、「Humans of YouTube」の選出を受け、クリスマスプレゼントを配布する。

サンタクロース姿で取材を受ける大崎社長

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 瀬戸内サニーは、動画系ベンチャー企業である瀬戸内サニー(高松市鍛冶屋町7)が運営するローカル拠点のユーチューブチャンネル。

 大崎龍史社長自らが瀬戸内サニーとして出演し、若者向けの地域に根差したエンタメ作品から、災害復興支援などの社会派コンテンツまで幅広く制作。とくに2018(平成30)年、DA PUMPの楽曲「U.S.A.」のアレンジ曲を用いた西日本豪雨復興応援動画プロジェクト「カモンベイビー西日本!!」は、第1弾の岡山編、第2弾の愛媛編、第3弾の広島編と合わせて40万回再生された。

 現時点での登録者数は1万1100人。2018(平成30)年4月6日の初投稿から3年間にわたって、212本の動画を投稿してきた。コロナ禍でも、ワクチンなど若者の疑問や不安を浜田恵造香川県知事にぶつける動画を投稿するなど、地域のために発信を続ける。

 そうした功績が認められ、12月8日、グーグルが推進する「Humans of YouTube」キャンペーン日本版で、社会的・文化的・経済的に有意義な影響を与えた日本国内のユーチューブクリエーター100人に選出された。

同キャンペーンは、選出されたクリエーターが運営するチャンネルとストーリーをグーグルが紹介する企画として昨年アメリカで始まり、グローバル展開されている。瀬戸内サニーは「復興支援とエンタメで地域を後押しする全身タイツのニューヒーロー」と紹介されている。

今回のクリスマスプレゼント配布は、「Humans of YouTube」選出を記念し、これまでの全関係者への感謝と新たな若者支援につなげるイベント。

12月25日に高松市内の商店街や丸亀駅前を瀬戸内サニーが練り歩きながらくじ引きをしたり、出会った若者たちに似合うプレゼントを配布。SNSによる事前告知と実況でその様子を紹介していく。提供するプレゼントは、地元の企業・メーカー・飲食店・レジャー施設から募る。四国水族館、レオマワールドチケット、三豊市の農家の果物ほか、100点を超えるプレゼントを用意しているという。

幼少期に阪神淡路大震災、大学生時代には東日本大震災を経験している大崎社長は自らを「災害ネーティブ世代」と称し、災害の際に大きな影響を与えるメディアとしての役割を強く意識。動画制作のモットーは「ソーシャル性×エンタメ性」。「メッセージ性を持ちつつも、エンタメに乗せることでより伝わりやすくなる」と話す 。

「選出されたのは自分一人の力によるものでなく、いろいろな方に支えてもらいながら、ユーチューバーとして泥臭く発信し続けた結果。瀬戸内サニーの活動を通して、県内の若い人に『香川から世界に発信できる』『自分もやってみたい』と思ってほしい。今後も世界に向けて発信し、『世界と戦える』よう挑戦していきたい」と意気込む。

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