「かがわ文化芸術祭2021」参加公演「第6回UDON楽カウントダウン高松」が大みそかの22時から元日の0時30分にかけて、レクザムホール(高松市玉藻町)大ホールで無観客開催される。
「UDON楽カウントダウン高松」は、大みそかに都市で行われるジルベスターコンサート。ジルベスター(Silvester)とはドイツ語で大みそかを意味し、日本では年越しに行われるクラシックコンサートを指す。
6回目となる今回は、新型コロナ感染症におけるオミクロン変異株の感染拡大が懸念される状況下であることから、無観客での開催が決定。公演はリアルタイムでライブ配信するほか、アーカイブとして1月3日23時59分まで有料チケットで見ることができる。
指揮は、藤原歌劇団をはじめオペラ公演や各地のオーケストラの指揮で活躍し、かがわジュニア・フィルハーモニック・オーケストラや県内アマチュアオーケストラでも指導と指揮を務め、令和3年度香川県文化芸術選奨受賞を受賞した松下京介さんが務める。
このほか、香川県にゆかりのある音楽家だけで「UDON楽カウントダウン高松スペシャルオーケストラ」を結成。香川県のコーラスを集めた「UDON楽カウントダウン高松合唱団」と共にコンサートを盛り上げるという。
プログラムは、モーツァルトの「魔笛」序曲や唱歌「一月一日」などのほか、シベリウスの交響詩「フィンランディア」の合唱付き演奏でカウントダウンを行う。
同コンサートの実行委員会は、ジルベスターコンサートを地方都市「瀬戸の都・高松」から発信したいという思いから、一般社団法人「樂藝賓(UDON楽)」理事事務局長で、高松市観光大使の古竹孝一さんが2012(平成24)年に立ち上げた。
古竹さんは「開催実現に向け、当時は高松市による補助金のほか協賛者集めにも奔走した。香川県にゆかりのある芸術家らを集めて地域の力を総動員した結果、毎回鑑賞者が1000人を超える大規模なコンサートに成長した」と胸を張る。「地方ならではの小さな有形無形のつながりを大切にした香川県産の手作り公演として地域に根付かせ続けたい。今年はオンラインでぜひ、多くの方に見てほしい」とも。
有料配信のチケット料金は1,000円。ZAIKOのUDON楽カウントダウン高松チケット販売ページで申し込み可能。ライブ配信・アーカイブ配信を視聴するためには、電子チケット販売プラットフォームZAIKOへの登録が必要。後日、ケーブルテレビでも配信予定。