
吉本の「香川県住みます芸人」として活動する梶剛さんが主催するイベント「かじ祭り2025」が9月20日、サンポート高松で開かれ、約1万5000人が訪れた。
多目的広場のメインステージでは、お笑いコンビのじょんならん、九ノ段、薬剤師として働きながら芸人活動を続けるブランコ片本さん、いずれも香川出身の3組がお笑いライブでオープニングを飾った。その後はバッテリィズ、ななまがり、囲碁将棋、ビスケットブラザーズ、NON STYLE石田明さん、ムーディ勝山さん、ネゴシックスさんら総勢29組の芸人が出演し、会場を大いに盛り上げた。
芸人たちは舞台でのネタ披露だけでなく、屋台ブースに立ち、焼きそばやハンバーグくじの販売にも参加。ファンと直接触れ合う姿があちこちで見られ、会場全体が笑いに包まれた。
高松駅北側の遊歩道「サンポートガーデンプロムナード」に設けられたサブステージではトークショーや、大道芸人コンビのバタハリによるパフォーマンスの披露もあった。三角コーンを使った芸に観客は歓声を上げ、同コンビの持ちネタ「大成コーン」の掛け声で一体感を楽しんだ。
家族と訪れた高松市内の高校1年生、曽川琴音さんは「NON STYLEが好きで、屋台に立つ石田さんに会えてうれしかった。去年よりも人が多くて驚いた」と話していた。