高松市屋島山上で現在、「屋島ライトアップ&プロジェクションマッピング」が開催されている。
屋島山上交流拠点施設「やしまーる」中庭で行われているプロジェクションマッピング「NIGHT AQUARIUM」 クジラやイルカ、クラゲなどの泳ぐ姿が描かれる
屋島山上の新たなにぎわい創出を目的に、イルミネーションやプロジェクションマッピングを使って海の世界をイメージした幻想的な空間を演出する。
11月7日から行っている山上のライトアップに加え、28日からプロジェクションマッピングの上映が始まった。主なスポットとして、屋島寺(高松市屋島東町)では東大門に海の世界を映し出すプロジェクションマッピングを投影し、境内の木々を深海の森を思わせる青色のライトで照らす。土産店「南山」周辺の通路では「DEEP SEA STREET」と題したプロジェクションマッピングを行い、石畳にクジラやイルカ、ウミガメなどの海の生き物が泳ぐ姿を映し出す。
屋島山上交流拠点施設「やしまーる」(同)の広場には、直径5メートルの巨大な満月のライトアップオブジェを設置。夜には広場が水族館のように変わる「NIGHT AQUARIUM」のプロジェクションマッピングも展開する。優雅に泳ぐ海の生き物の映像の上を歩くと映像が変化する仕掛けも施す。
初日に家族で訪れた高松市在住の谷啓司さんは「SNSで見て来た。子どもの頃から高松に住んでおり、屋島は水族館があって遠足で行く場所というイメージだったが、おしゃれで文化的な場所になっていて驚いた。娘もプロジェクションマッピングで海の生き物を見つけてはしゃいでおり、家族みんなで楽しめた」と話す。
プロジェクションマッピングの上映時間は18時~21時。来年1月31日まで。
コラボ企画も用意し、12月10日~21日には牟礼町で毎年開催される「むれ源平石あかりロード」の作品が屋島寺東大門近くに並ぶほか、12月12日・13日には香川高専の学生が企画・開発したアプリを使ったスタンプラリー「Scan the Light 光をスキャンして海の生き物を集めよう!」も実施する。