高松の築100年の古倉庫街「北浜アリー」(高松市北浜町5)のカフェ「さろんぶるー」が2月9日、「讃岐ワインビーフの特製ローストビーフ弁当」(1,800円)の予約販売を始めた。
讃岐ワインビーフは、香川県さぬき市の「さぬきワイナリー」でワイン醸造の際に出る県産ブドウの搾りかすを飼料に混ぜて与えた交雑種牛。肉質は柔らかく、脂身が少なく赤みが強いのが特徴。
同店では、讃岐ワインビーフをハーブに一晩漬け込み、時間をかけて焼き上げ、ローストビーフを仕上げている。「自家製しょうゆタレが肉によく絡み、食欲をそそる香りがする」という。
店長の三好智之さんは「コロナ禍が始まって以来、どこか不安でそわそわする毎日。心がフワッと軽くなるような提案ができないかと考えてきた。このメニューは店内飲食も可能だが、テークアウトもできるため『弁当』と名付けた。讃岐の食材にこだわった、ちょっとぜいたくなお弁当でおなかも心も満たしてもらえたら」と話す。
「現在も高松市内はまん延防止等重点措置が行われ、当店も夜間の営業時間を短くしたり客足が伸びなかったりする日が続いている。お客さまの中に来店を我慢している人もいる。こんな情勢だが『大切な人と一緒に、あるいは頑張っている自分へのご褒美に楽しめるものを』と思い企画した」とも。
営業時間は11時~19時。予約は前日18時まで。10個以上注文の場合に限り、配達も行う。