高松で現在、「うどんコレクションスタンプラリー(UCSR)高松2022」が開催されている。企画は「あそぶうどん実行委員会」。
企画は、「純手打うどんよしや」(丸亀市)店主・山下義高さんの発案によるもの。コロナ禍でも密にならずに楽しめるイベントとして昨年9月~12月、香川県内全域18店舗が参加して行った。
開催時期を夏季に移した今回は、高松市内のうどん店8店舗をメインに、前回までの一部のうどん店など16店舗が参加。スタンプ枠を12枠設け、バラエティーに富んだうどんメニューが食べられるよう、「温かい麺系」「冷たい麺系」「つけ麺系」といった9種類のうどん枠を用意。観光巡りスタンプ枠として、西は「観音寺の寛永通宝」、東は「大窪寺での記念撮影」を設ける。
基本ルールは、注文したうどん1杯につきスタンプ1つを押すもの。全店制覇を目指すのはもちろん、参加店のうちよく行く店だけに絞っても達成できるようメニューに絞ったルール設定にした。参加者が過程をより楽しめるよう、ラリー開始時と達成時の日付、現在何週目かを記す記載欄などを設ける。12枠全てのスタンプを達成したラリーシートは来年2月1日~11月30日、1メニュー200円割引券として参加店で使える。
スタンプラリーについての情報は昨年同様、SNSで発信する。店の日々のつぶやきや臨時休業の案内などの情報をSNSでチェックし、実際に食べたうどんをSNSに投稿することで、高松エリアのうどん店と客の双方向で「豊かなうどんコミュニティーの形成」を目指すという。
同イベントの代表を務める、老舗うどん店「ヨコクラうどん」(高松市鬼無町)5代目店主・横倉英城さんは「高松エリアに特化したことで参加エリアと店舗数が昨年より縮小した形だが、その分、達成のハードルを下げて『誰もが気軽に参加できるイベント』を目標に考案した。メニューについてのスタンプ項目のハードルを緩く設定したので、達成する喜びを多くの人が味わえるはず。これをきっかけに高松にもいろんなうどん店があることを知ってほしい」と話す。スマホの時代にあえて紙への押印にしたのは、「その過程で生まれる店とのコミュニケーションもエンタメの一つとして楽しんでほしいから。参加店の個性的な大将やスタッフとのやり取りを楽しんで、友達になってほしい」と呼びかける。
9月30日まで。