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栗林公園でイベント「讃岐ボーダーレス」 盆栽師やビーガンレストランシェフとコラボ

掬月亭に飾られた平尾成志さんによる盆栽アート

掬月亭に飾られた平尾成志さんによる盆栽アート

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 高松・栗林公園(栗林町1)で現在、イベント「SANUKI BORDERLESS(讃岐ボーダーレス)」が行われている。

掬月亭で提供するビーガンスイーツと抹茶

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 「国や人種、世代を超えて老若男女が感動する」「世界80億の人々が楽しめる」アートや食の観光コンテンツを創出することを目的にJTBが主催する。

 期間中、同園内の「掬月(きくげつ)亭」では盆栽園・成勝園(埼玉県さいたま市)の盆栽師・平尾成志さんによる盆栽2点を展示。うち1点は11月5日、イベント「SANUKI REMIX2」のライブパフォーマンスで作り上げたもの。作品について、平尾さんは「根上りのゴヨウマツをメインに、秋の紅葉を表すものとしてコナラ、ズミ、カマツカ、栗林公園で多く見られるクロマツを使っている。器も人造の利根蔵馬石を使った自作のもの。栗林公園は庭園として大きな力を持っている。南湖の景色が一望できる一ノ間に飾る作品ということで、訪れた方はまず景色に目が行くと思う。景色を楽しんだ後、後ろを振り返ったときに『今見た景色が凝縮されている』と思ってもらえるような作品を作りたかった」と話す。

 食のコンテンツでは、掬月亭と「日暮(ひぐらし)亭」でビーガンメニューを提供。ビーガンレストラン「菜道」(東京都目黒区)の楠本勝三さん監修の下、掬月亭では「菓子工房ルーヴ」(鹿角町)と「夢工房たから」(春日町)がコラボしたスイーツと抹茶(1,500円)を、日暮亭では「料亭二蝶」(百間町)とコラボのビーガン御膳(4,500円)を、それぞれ提供する。

 11月6日に友人と日暮亭を訪れた福家修子(なおこ)さんは「ビーガン料理はこれまでも食べたことがなく、野菜ばかりが並んでいるイメージだったが、食べた料理はカツやうなぎ、チーズなどが植物由来の素材で見た目も味もそっくりに再現されていて驚いた。特別な料理というより、日本の昔ながらの料理、『おばあちゃんのご飯』を思い出した」と話していた。「長く香川を離れており、今回約30年ぶりに栗林公園を訪れた。大人になってから見てみると、魅力の詰まった場所であると思った」とも。

 ビーガン御膳は11時~と13時~の2部制で、各8食ずつ提供。Peatixで予約が必要。スイーツは1日50食提供。11月12日まで。

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