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高松・北浜アリーで漆芸工房「シンラ」の展示会 ワークショップも

キタハマブルーストーリーズの「暮らしの一生もの展」会場

キタハマブルーストーリーズの「暮らしの一生もの展」会場

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 高松・北浜アリー(高松市北浜町)内の「デザインラボラトリー蒼」「kitahama blue stories(キタハマブルーストーリーズ)」で現在、漆芸工房「さぬきうるしSinra(シンラ)」(綾川町)による展示会が開かれている。

「さぬきうるしSinra」代表の松本光太さんによる蒟醤(きんま)技法を使ったギター

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 香川県の特産品の一つ「庵治石(あじいし)」の粉末を漆に混ぜて塗る「石粉塗り」を開発するなど独自の技法で作品を作る同工房。デザインラボラトリー蒼では「うるしあそび。」と題し、同工房代表の松本光太さんをはじめ3人の職人の作品を展示。会場では松本さんによる漆塗りのギターや、漆を使った絵馬をつるすインスタレーションなど、職人の技とアイデアを凝らした作品を置く。キタハマブルーストーリーズでは「暮らしの一生もの展」と題し、食器をはじめとする作品を展示販売する。

 今月22日・29日には、デザインラボラトリー蒼で漆塗りの玉を使ったアクセサリー作りや金継ぎ教室を開くほか、15日はカフェ「さろんぶるー」で漆塗りの器で料理を提供する。

 同店を運営する「ドリームネットワークアクティビティ」(北浜町)の川井知子さんは「展示会は今回で3年目。この工房は、江戸時代から続く讃岐漆芸の伝統に香川県ならではの材料や技法を使い、現代の暮らしに合った新たな漆器を作り続けている。今回の展示で漆の新たな可能性を知るきっかけになれば」と期待を込める。

 営業時間は、デザインラボラトリー蒼=金曜・土曜・日曜の11時~18時、キタハマブルーストーリーズ=11時~18時(火曜定休)。ワークショップはアクセサリー作り=11時~、参加費3,500円、金継ぎ教室=14時~、参加費5,000円、金継ぎ用の割れた器が必要。1月30日まで。

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