高松に海鮮居酒屋「森たたき専門店 桜千(おうせん)丸」(高松市鍛冶屋町)がオープンして1月15日で1カ月を迎えた。
店主は、小豆島出身の漁師で、ユーチューバーとしても活動する「はまゆう」こと濱田祐輔さん。以前から居酒屋を開くことが夢だったという。昨年7月、小豆島国際ホテル(土庄町)で3カ月間限定の居酒屋を開き好評だったこともあり、今回の開店を決意した。開店に際してクラウドファンディングで協力を呼びかけたところ、目標の116%の額が集まったという。店名は自身の漁船名から名付けた。
立ち飲み居酒屋の形態を取り、瀬戸内の海産物を使ったメニューを中心に提供。濱田さん自ら取った魚が並ぶこともあるという。看板メニューの「サワラの森たたき」は元々濱田さんの実家で食べられていたサワラのたたきを、シソやミョウガなどの薬味を増やすなどアレンジしたオリジナルメニュー。薬味が皿の上で盛り上がる様子から「森たたき」と名付けた。メニューについて、濱田さんは「その日のお薦めとして季節ごとの旬の魚を使った料理や、アカエイの煮付けや魚の胃袋のホルモンのポン酢あえなど、ここでしか食べられないようなメニューも提供していきたい」と話す。
店について、「立ち飲みだが、それを感じさせないような雰囲気作りをしていきたい。来る方が元気になる店になれれば」と意気込む。
営業時間は17時~24時。