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高松にコトバス運営のコリビング施設「コトリ」 社員寮をリノベーション

施設外観

施設外観

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 高松に1月23日、コトバス(琴平町)が運営するコワーキングスペースを備えたホステル「Kotori(コトリ)」(高松市東田町)がオープンした。

カラフルでありながら落ち着きを持たせた1階のコワーキングスペース

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 2017(平成25)年から本部のある琴平町でツーリストインフォメーションとして運営していた「コトリ」。現在休業中の同施設を、コリビング施設に業態を変えて、このほどオープンした。

 業態を変えた理由について、同社の楠木泰二朗社長は「ツーリストインフォメーションは観光客から受けた質問に対して答えることが主な仕事となるので、どうしても観光客と接する時間が限られ、深い関係を築くことが難しいと感じていた。その後、コロナ禍に突入し、当社も苦境に立たされた。そんな中スタートしたのがオンライン通話アプリを使ったオンラインバスツアー。反響も大きく、全国から講演依頼があった。宿泊の必要も出てきたので、宿泊施設のサブスクリプションに登録、シェアハウスも多く利用した。シェアハウスは宿泊目的の人もいれば不特定の場所に移り住み、仕事をする『ノマドワーカー』など、さまざまな立場の人が集まる。こんな場所を作りたいと思ったのが構想のきっかけ。構想から1年、ようやくオープンすることができた」と振り返る。

 古い社員寮をリノベーションした3階建ての同施設。2階・3階はホステル、1階はミーティングスペースを備えたコワーキングスペースとなっている。コワーキングスペースについて、楠木社長は「コロナ禍で観光業界は大きな打撃を受け、優秀な人材が数多く流出した。観光業・旅行業を営む場合、登録や基準資産などがあり、一般にはスタートするためのハードルが高い。観光業・旅行業に興味があるけれど携わるのが難しいと感じていた方には当施設をプラットフォームとして使ってほしい」と利用を呼びかける。

 施設について「当社の本部は琴平にあるため、当施設を通じて琴平に興味を持ってもらいたい。ことでんに乗れば高松から琴平までは一本の電車で行ける。高松に住む人や高松を訪れた人にとっての『琴平へのゲート』になれれば。もちろん、四国旅行の基点としても使ってほしい。長期滞在もできるよう雰囲気、設備にこだわった。街を元気にする起点になれれば」とも。

 利用料は、コワーキングスペース=1時間300円~、ホステル=1泊3,000円、個室=1泊6,000円。

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