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香川で「おいでまい祝祭」秋会期 高松と琴平をアートでつなぐ

(左から)琴平バスの楠木泰二朗社長とヤノベケンジさん

(左から)琴平バスの楠木泰二朗社長とヤノベケンジさん

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 香川で瀬戸内国際芸術祭2022県内周遊事業「おいでまい祝祭2022~心がつながる街ごとアート~」秋会期が9月29日に始まる。

ヤノベケンジさんがデザインを手がけたラッピングバス

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 2019年に瀬戸内国際芸術祭の県内連携事業として始まった同事業。今年8月7日~9月4日にも同芸術祭の夏会期に合わせて開催されていた。

 秋会期は夏会期の高松エリア・空港エリアに、琴平エリアが加わる。琴平町に関連する企画として、琴平バス(琴平町)による日帰りバスツアーを行うほか、琴平町の観光スポット20カ所をメタバース上のすごろくゲームとして表現した「琴平メタバース」を、結婚式場「ザ・チェルシー」(高松市香川町川東下)や琴平町の「中野うどん学校」と旅館「ことひら温泉 琴参閣」の3カ所で行う(琴参閣は宿泊者限定)。「琴平メタバース」を最後までプレーした参加者にはNFTアート作品を進呈する。

 ホテル「We Base高松」(瓦町1)では「SANUKI EMERGING DINING(サヌキ・エマージング・ダイニング)」と題し、有名シェフや地元で活動する料理人、専門学生らが日替わりで料理を提供する。

 各エリアをつなぐ企画として、対象となるアート作品16点に用意されたパネルのQRコードを読み取って参加できるスタンプラリーも行う。

 今回の企画について、現代芸術作家のヤノベケンジさんは「琴平町は金刀比羅宮の膝下で発展し、江戸時代には『金毘羅参り』で全国から多くの参拝者が詣でた文化的にも重要な場所。これまで瀬戸芸において琴平町は目を向けられてこなかったが、今回、片岡英樹琴平町長をはじめ、住民の方々から声が掛かり、高松と琴平を結ぶ企画ができてうれしい」と話す。

 「SANUKI EMERGING DINING」に参加する料理人の一人、No Code(東京都港区)の米澤文雄さんは「アートに焦点を当てた今回の企画だが『料理』も日常で培われてきた芸術。香川は『うどん』『オリーブ』のイメージが根強いが、それ以外の料理、魅力に気づくきっかけにしたい」と意気込む。

 日帰りバスツアーは参加費3,800円。11月6日まで。

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