まつざきしおりさんの絵本「ゆびさんぽ」の発売を記念したトークイベントが3月18日、高松・讃岐おもちゃ美術館(高松市大工町)で開かれた。
ピアノの鍵盤や迷路など、ページごとにさまざまな場面を用意する
まつざきさんは直島在住の漫画家・イラストレーター。イラストや漫画のほか、同じ直島在住のシンガー・ソングライター、福島節さんの楽曲「あるある直島」のミュージックビデオを手がけるなどの制作活動も行う。今月1日、初の絵本「ゆびさんぽ」を出版した。
以前から同館には客として訪れていたというまつざきさん。今回の企画は同館の中橋恵美子館長が声をかけて実現したもの。イベントではまつざきさんによる読み聞かせ、クレヨンを使った窓ガラスへのライブペイントなどを行った。
イベントを終え、まつざきさんは「読み聞かせや窓へのペイントなど、来場者の皆さんと楽しい時間を過ごすことができた。いつも子どもと遊びに来ているこの場所で、子ども向けのイベントをすることは夢だった。それがかなってうれしい。『ゆびさんぽ』は指を使って、てくてく歩いて冒険する絵本。歩く場面も現実からファンタジーに移っていくとともに、迷路や飛石など13ページそれぞれに楽しい仕掛けを用意している。多くの人に愛される作品になれば」と期待を込める。