写真家・タキミアカリさんの写真展「カチク写真展」が現在、高松・歯ART美術館(高松市庵治町、TEL 087-871-0666)で開かれている。
タキミさんは北海道出身で、2014(平成26)年にファームステイで訪れたニュージーランドで子牛の安楽死に直面したことをきっかけに、2017年より「家畜写真家」として牛や豚、ニワトリ、羊など被写体を家畜に絞り、活動してきた。
同展では故郷・北海道の牧場で撮影したものや2018(平成30)年に四国を訪れた際に撮影した牛の写真など45点を展示。会場ではタキミさんの知り合いのシンガー・ソングライターが制作した、家畜の鳴き声も使い家畜について歌った楽曲を流す。
展示について、飯間昇館長は「タキミさんの写真のコンセプトは『いただきますを世界共通語へ』。写真を通して家畜に親近感を持ってもらい、その命に思いをはせてほしいという願いが込められている。日常で当たり前に口にする肉や食材も元は命あるものであり、そのことへの意識・感謝をするきっかけにしてもらえれば」と来館を呼びかける。
開館時間は10時~17時。入館料は、大人=600円、65歳以上=300円、中学・高校生=200円、小学生以下無料。5月28日まで。
5月21日13時~14時20分、北海道のタキミさんとのオンラインギャラリートークを行う。参加費は300円(入館料込み)。定員30人。要電話予約。
※4月20日追記 内容の一部を修正しました。