高松・サンメッセ香川(高松市林町)で6月2日・3日の2日間、「庵治(あじ)ストーンフェア」が開かれる。主催は協同組合庵治石振興会(庵治町)。
今回で51回目となる同イベント。コロナ禍のために2019年より開催を中止しており、「restart-再始動-」をテーマに今回、4年ぶりに開催する。こま犬や墓石など石材を使ったものから「庵治石硝子」まで、庵治石を使った製品を展示販売するほか、岩手県から佐賀県まで全国38カ所で取れた石材原石を展示。6月2日に庵治町の採石場(大丁場)見学、翌3日に石材職人たちによるアームレスリング大会などの企画も行う。
イベントについて、同組合の太田明彦理事長は「庵治石は良質であるとともに、その硬度から加工も難しく、最高級のものは全体の2~3%しか取れない。その質を守るため、職人たちは昔から長い年月をかけて技術を研さんし、受け継いできた。普段表に出ない職人たちの技が見られる場なので、多くの人に見てほしい。採石場も普段は一般が立ち入れないので、この機会に体験してほしい。今は中国など海外の安い石材が多く輸入される時代。庵治石をはじめとする国内の石材の魅力を知ってもらうとともに、日本中の石材店や職人が交流し元気にする場になれれば」と意気込みを見せる。
開催時間は、2日=9時~17時、3日=9時~16時。入場無料。採石場見学ツアーの開始は、午前の部=10時、午後の部=13時30分。参加費500円。当日サンメッセ香川で参加を受け付ける(定員あり)。