高松のスタジオとバルーンショップから成る複合エンターテインメント施設「にじいろテイル」(高松市高松町)が6月18日、1周年記念コンサートを開いた。
香川を拠点に活動する音楽ユニット「まんまるポケット」(山本りゅうたろーさん、森さくらさん)とバルーンアーティスト「タマちゃん」が運営する同施設。昨年6月21日にオープンしてからワークショップやレッスンに使えるレンタルスタジオ、バルーンをはじめハンドメード雑貨やお菓子を置くショップ「バルーンボックス」を展開するほか、月1回、週末に子どもたちも参加できる歌とバルーンのコンサートを開いてきた。
記念コンサートは午前・午後の2回開き、1年間でライブで歌ってきた中で好評だったものを中心に夏の曲なども組み込んだ。歌とともに「タマちゃん」が即興でバルーンアートを作り、できた作品を子どもたちにプレゼントした。
中盤には香川のご当地キャラクター「うどん脳」も登場。テーマソングを子どもたちと一緒に踊ったり、コンサート後に記念撮影に応じたりして来場者を楽しませた。イベント中には同施設とコラボした「にじいろうどん脳」も発表、来場者にステッカーも進呈した。
オープンからの1年を振り返り、山本さんは「もうすぐ1周年だが、1年たった気がしない。この一年で100組以上の来場者170人以上の子どもたちが遊びに来てくれた。始めた頃から来て、今年小学生になった子も今日来てくれてうれしい。子どもたちの成長を見守る場所になっていると感じる」とほほ笑む。
今後について、森さんは「コロナ禍の最中、コンサートが開けず子どもたちに会えないことも増えていく中、いつでも子どもたちに会える場所、親子で安心して遊べる場所を作りたいとスタートした。コロナ禍もいったんの終息を見せ、ようやくそのコンセプト通りの場所になりそう。今年『まんまるポケット』は結成10周年を迎える。12月に記念イベントを開くとともに、この夏にも準備していることがある。今後も、さまざまなことに挑戦していきたい」と意気込む。