ポケモンのヤドンをモチーフにした遊具が並ぶ「ヤドン公園」こと「ひだまり公園あやがわ」（綾川町）が4月14日、開園した。

新たな「ポケふた」も披露された

　敷地面積はおよそ4300平方メートル。「共生」をコンセプトに、乳幼児から高齢者まで世代を問わず、障がいの有無関係なく一緒に楽しく遊び過ごせる公園を目指して造られた。

　園内にはヤドンやシェルダー、ピカチュウなどのポケモンをモチーフにした遊具、ベンチなどが並ぶ。遊具のある児童広場や用事広場にはクッション性のあるゴムチップが使われている。

　同日行われた記念セレモニーには、池田豊人香川県知事、前田武俊綾川町長、河野雅廣（まさひろ）町議会議長らのほか、ポケモン（東京都港区）最高ビジネス責任者・伊藤憲二郎さんが出席した。

　式典にはPR団員としてヤドンも登場するとともに、ヤドンがデザインされた新たなマンホール「ポケふた」も披露、園内に設置された。香川県のポケふたはこれで18枚を数え、綾川町では「道の駅滝宮」にあるものに加え2枚目となる。

　公募によって決まった同園名。名前を提案した井上知日江（ちかえ）さん、増田一椛（いちか）さんの表彰も行った。

　池田知事は「2018（平成30）年にポケモンやヤドンと連携協定を結んで以降、バスやフェリーなどの乗り物、土産物などさまざまな形でコラボし、まさに『ヤドンパラダイス』になってきたと感じる。これを香川県の財産にし、この公園が日本や世界中の人々に愛される公園になれば」と期待を込める。

　伊藤さんは「全国のご当地ポケモンのような取り組みを通して、ポケモンが一つ一つ形になっていくのがうれしく、モチベーションにもつながる。当社はポケモンというアイコンをお貸ししているが、どうやったら地域を盛り上げられるかを考え、公園の形にしたのは地元の方々の力あってこそ。綾川は自然豊かでヤドンの雰囲気にもぴったり。今後も綾川だけでなく、香川でさまざまな展開をしていきたい」と前向きな姿勢を見せる。

　セレモニー後には、綾川町立滝宮こども園の年長組も招待し、プレオープンした。

　開園時間は7時～20時。

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