香川を拠点に活動するユーチューバー「瀬戸内サニー」が高松空港やジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)と提携して、コロナ禍で修学旅行が中止になった大学生に旅行を贈り、7月7日夜、ユーチューブで動画を公開する。
参加したのは香川大学2年生の小山歩果(ほのか)さんと廣本凛香さんの2人。高校1年生の終わりにコロナ禍が始まり、北海道に行く予定だった修学旅行は直前で近畿圏に変更になったという。
2泊3日の旅行では「ミッション」を設定し、札幌や小樽などを回り、現地のグルメやレジャー体験などを行った。
旅行を終え、小山さんと廣本さんは「元々修学旅行でスキーやスノーボードなどの選択もしていたのが行き先を変更せざるをえなくなった。コロナ禍で修学旅行を含め、学校のイベントが縮小したり、中止になったりした不満をどこにもぶつけられずにいたが、今回の旅行でそれが少し解消された気分。高校の時にできなかった北海道への旅行や体験ができてうれしかった」と振り返る。
今回旅行を企画した「瀬戸内サニー」こと大崎龍史さんは「今後も香川や岡山の高校生を対象に同様の企画を行う予定。コロナ禍に青春を奪われた高校生はたくさんいる。全てを取り戻すことはできないが、奪われた機会を与えるのも大人の責任。この取り組みを今後も続けていきたい」と話す。