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カマタマーレ讃岐、「瀬戸内サニー」招き研修 SNSを使った自己実現について学ぶ

選手と会話する「瀬戸内サニー」こと大崎龍史さん(右から2番目)

選手と会話する「瀬戸内サニー」こと大崎龍史さん(右から2番目)

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 サッカーJ3「カマタマーレ讃岐」が4月21日、旧鶴尾中学校(高松市松並町)を再利用したクラブハウスでユーチューバー「瀬戸内サニー」として活動する大崎龍史さんを講師に招き、新加入や若手の選手を対象に研修を行った。

研修の様子

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 「ドリームデザインプロジェクト」と題した今回の研修。育成型クラブとして、所属する選手・社員それぞれの夢をかなえるため、キャリア形成やセルフプロデュース、メディアと発信の重要性などについて3回の研修を通して学ぶ。

 初回となる今回はSNSをセルフプロデュースのツールとして使うためにサッカー選手やフロントスタッフとして目標や思いをまとめ、書き出していった。研修には今年チームに加わった松原快晟(かいせい)選手、竹村俊二選手、高橋尚紀選手、鳥飼椋平選手、岩岸宗志選手、吉田源太郎選手、2022年加入した田尾佳祐選手、小山聖也(しょうや)選手、森勇人選手ら9人の選手とフロントスタッフ3人が参加した。

 研修はグループに分かれて実施。大崎さんからSNSで発信する意味と重要性のレクチャーを受けた後、選手たちは「サッカー選手になろうと思った動機」「プロサッカー選手となって成し遂げたいこと、なりたい姿」「原動力やモチベーションになるもの」「カマタマーレ讃岐でどんな自分になりたいか」の4項目について書き出し、発表し合った。

 研修を終え、大崎さんは「研修1回目となる今回は自分の中に秘めたものを、どう言葉にして発信するかに注力して研修した。日本人は自分と向き合う時間が少ないので、自分と向き合い、自分の内面にアクセスする機会を作りたかった。仲間たちがどんなことを考えているのか聞くのは良い機会。同じ方向を向いた言葉が多い印象を受けたので、チームの方向性はまとまっていて良い雰囲気だと感じた。自分も中高とサッカー部に所属していたので、サッカーチームの研修で講師を務められるのは光栄なこと」と話す。

 同チームの広報を務める三宅修平さんは「サッカー選手は練習はもちろんのこと、ピッチ外のインプットや、自分の内面に持っている言葉をアウトプットし目標を立てることも重要。今回『ドリームデザインプロジェクト』として選手やスタッフの夢をかなえられるチームとなるために研修を行ったが、選手たちがどのようなことを考えているのを知り、一層かなえてあげたいと思うようになった。香川県は都道府県の中で一番小さいが、選手は全国から大きな夢を抱えて集まっている。全国で戦えるチームになるため取り組んでいきたい」と意気込みを見せる。

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