イベント「ふれあいネムの木マルシェ」が9月24日、「ネムの木 グループホーム・デイサービス円座」(高松市円座町西村)で開かれる。
介護施設の閉鎖的なイメージを払拭したいと、地元住民も参加できる夏祭りイベントを毎年開いていた同施設。コロナ禍に入り休止していたが、今年新型コロナの感染症法上の位置付けが5類に引き下げられたことをきっかけに、マルシェを開くことにした。施設長の浪越涼さんは「イベントの運営はスタッフの教育の機会になる半面、個人の負担も大きくなる。グループホームの入居者の方には長時間外に出るのが難しい方もいる。マルシェだとそれぞれの店が運営するのでスタッフの負担が減るし、出店を回る形なので利用者や入居者それぞれのペースで楽しむことができると考えた」と話す。「屋外をメインの会場にすることで、感染症対策の基準も満たすことができる」とも。
飲食店や作品作りのワークショップ、リラクセーションスペースなどのブースを置くとともに、地元のアーティストによる音楽や落語などを披露する。キッズダンスチーム「EEE」や地元・円座小学校(円座町)の金管バンドなど子どもたちによるパフォーマンスステージも展開。同施設職員によるマッサージブースを開き、売り上げを円座小学校金管バンドに寄付する取り組みも行う。
浪越さんは「この場所に開所して5年、このイベントを通して『面白いことをしている施設がある』と知ってもらうとともに、子どもたちにも足を運んでもらえる場所になれば」と期待を込める。
開催時間は10時~16時。入場無料。当日は来場者用に円座小学校とJAに特設駐車場を設ける。