合田朝輝さんによる絵本「フィーロくんのいと」の出版記念イベントが10月21日、高松・瓦町FLAG(高松市常磐町1)8階の健康ステーションで開かれる。
合田さんは2017(平成29)年に、筋肉が次第に動かせなくなる難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症、病気が進行し寝たきりの状態でありながら、クラウドファンディングのサポートなどを中心にマーケターとして活動する。
絵本「フィーロくんのいと」は合田さんの友人「なな」さんがストーリーを作り、香川県在住の画家・デニー・ホリミズさんがイラストを手がける。登場人物は合田さんや友人らをモデルにしており、主人公のライオン「フィーロくん」と友人のネズミ「ナウくん」を中心に話が展開する。全国の小学校に絵本を届けるため現在、CFサイト「READYFOR」で支援を募る。
イベントでは合田さんの友人・知人らが絵本の読み聞かせを行う。
イベントについて、広報担当の赤石理人さんは「ALSは進行すると喉の筋肉が動かなくなり、声も出せなくなる。声で伝えられなくなる前に思いを届けたいと、この絵本は作られた。合田さんは3児の父でもあり、自分が声を出せない分、世の父親に読み聞かせしてほしいと考えている。イベントには父親も参加してほしい。絵本を知ってもらうとともに、合田さんの思いを伝える機会になれば」と話す。
開催時間は14時~15時30分。参加無料。