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高松市美術館ブランチギャラリーでカミイケタクヤさんの作品展示を開始

『Loading platform / at the moment』を制作した高松在住の美術家・カミイケタクヤさん

『Loading platform / at the moment』を制作した高松在住の美術家・カミイケタクヤさん

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 高松市美術館ブランチギャラリー(高松市丸亀町)で12月2日、美術作家のカミイケタクヤさんによるインスタレーション作品の展示「Loading platform/at the moment」が始まった。感染防止対策と両立しながら、アーティストの創造・発表の機会と市民が良質な文化芸術を鑑賞できる機会を創出する「アート・シティ高松」文化芸術創出事業「ブランチギャラリー部門」第1弾となる。

16台のモニターが日本各地や海外の風景を映し出す

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 インスタレーションとは、展示空間そのものを作品と見なし、見ている観客がその「場」で体験できる芸術作品のこと。同展示は、梱包材に包まれて不規則に並んだ16台のモニター画面に、日本各地やハノイ、シンガポールなどの海外の風景が映し出され、高松にいながらにして異邦人の感覚を体験できると同時に、モニターに添えられた各地で集めた「モノ」が想像を喚起する。

 高松を拠点に活動するカミイケさんの作品は、舞台技術を基礎とした現代美術作品。1999(平成11)年から舞台美術に携わり、独自の技術と感性を加えた作品作りに取り組んできた。

 今回の展示について、カミイケさんは「タイトルの『Loading platform』は『荷台から見た景色』という意味。9年間にわたり国内外を回ってきた中で、感じたことや記憶を作品にした。モニターに流れている映像は全て実際に回ったところで撮影しているが、これと決めて撮ってはおらず、その場の感覚を大事に撮影している。『ブランチギャラリー』という街なかを行き交う場所で、さまざまな土地を行き交う記憶を展示したい」と話す。

 「夜はライトやブラウン管によって印象が大きく変わる。元々は暗所で展示することが多い作品なので、日が落ちてから昼間との印象の違いを楽しんでもらえれば。ガラスに映り込む街の景色も作品の一部だと考えているので、本展示も街の景色の一つとして愛されてほしい」とも。

 同ギャラリーは、ハローワークプラザ「しごとプラザ高松」1階のショーウインドーに今年3月に設けられた高松市美術館の新しい展示空間。名称の「ブランチ(branch)」は「木の枝」「分家」という意味で、展示室の奥には枝を伸ばした樹木を飾り、美術館のアネックス(分館)であることから「ブランチギャラリー」と名付けた。

 ブランチギャラリーは高松丸亀町商店街振興組合との連携事業で、展示期間中は12月19日の電気保安工事日を除いた24時間、街頭から作品を見ることができる。

 カミイケさんの作品の展示は来年1月16日まで。

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