
香川県三豊市出身のデザイナー・磯野藍さんによるブランド「Yokke Pokke(ヨッケポッケ)」のポップアップイベント「Wearing Folk Art ヨッケポッケのアーカイヴ展」が2月21日、高松「讃岐おもちゃ美術館」(高松市大工町)のショップとカフェで始まった。
ブランド名の「ヨッケ」は讃岐弁の「よっけ=たくさん」から来ており、「たくさんの夢が詰まったポケットのような作品でありたい」という思いを込める。作品は「身に着けて楽しむ文化」をコンセプトに、日本の民芸品・伝統工芸品をモチーフにしたテキスタイルデザインを中心に並べる。
ショップでは、バッグやポーチなどの商品を販売するほか、これまで磯野さんがデザインした図柄48点をあしらった丸底ハンドバッグ各1点を展示販売する。京都のホテル「GOOD NATURE HOTEL KYOTO」(京都市)のコンセプトルーム用に制作した「鳥獣人物戯画」をモチーフにしたアートをあしらった「飾りうちわ」や、天井からつるすシェードアートなども飾る。カフェでは壁面にもクッションを組み合わせた作品を展示するほか、磯野さんがデザインした張り子の虎や収集した伝統工芸品などを飾る。
2022年9月にも同所でポップアップイベントを行った磯野さん。「『身に着ける民芸』をコンセプトに当ブランドは全国各地の伝統工芸品をモチーフにデザインしてきた。ポップでカラフルなデザインで伝統工芸品を描いているので、伝統工芸品を知り興味を持つきっかけになれば」と話す。
「展示名に『アーカイヴ』とあるように、今回は当ブランドのこれまで作ってきたものを見られる内容になっている。2年前にこの場所で展示してからの歩みも感じられるようにしているので、前回来た方も足を運んでもらえたら」とも。
2月22日・23日は、カフェスペースで缶バッジ作りワークショップ(11時~16時)を開く。参加費500円。
営業時間は、ショップ=10時~17時30分、カフェ=9時30分~17時30分。入場無料。3月12日まで。