
高松に「蕎麦(そば)とお酒 ごゆるり」(高松市茜町、TEL 090-1326-0388)がオープンして3月26日で3カ月がたつ。
中野江理子さん、乃村好彦さんが切り盛りする同店。そばは二八そばと十割そばを用意し全国各地から時季に合わせて仕入れた粉で打つ。メニューはざるそば、かけそば(以上880円~)、花巻きそば(1,210円)、フランス産の鴨肉「マグレカナール」を使う鴨ざる・鴨南蛮そば、そばに炊き込みご飯や小皿3品が付くセット「ごゆるりセット」(以上、1,650円)など。日本酒も用意し、季節に合わせて提供する銘柄を変える。席数は18席。
そばが好きだという2人。香川にそば店が少ないことから自分たちで始めることを決意したという。乃村さんは「作りたいそばがあり、日本海側を中心に東京、大阪など各地のそばを食べ研究した。目指しているのはごつごつと穀物感のあるそば。香川はうどんが人気だがそばの魅力も知ってもらえれば」と話す。
中野さんは「そばを食べる前に日本酒とともに楽しむ『蕎麦前』があり、日本酒とそばは深い関係にある。昨年12月に『伝統的酒造り』はユネスコ無形文化遺産に登録された。当店では自家製のこうじを使った料理も提供している。発酵文化は日本の誇るべき文化で生活にも身近な文化。魅力を再発見してもらうきっかけになれば」と話す。
営業時間は、11時30分~14時、17時30分~20時30分。水曜定休。