
油そば専門店「麺やkyo(きょう)」(高松市宮脇町1)が6月1日、高松・宮脇町にオープンした。
うどん店を居抜きで使い、店主の一井響さんが1人で切り盛りする。飲食業は未経験だった一井さんだが、母親が弁当店を営んでいたこともあり、長年にわたり自分の店を持つことに憧れていたという。「この物件を紹介され、製麺機が使えること、ラーメンやつけ麺が好きでよく食べ歩きもしていたことから思い切って出店を決めた」と振り返る。店舗面積は55平方メートル。席数はカウンター8席。
メニューは鶏をベースにしたスープを使いかしわをのせる「讃岐油そば」(小800円~)とかつおだしをベースにした「海鮮塩油そば」(小850円~)のほか、ライス(100円、学生無料)なども提供する。
一井さんは「当店の麺はうどん用の小麦粉や製麺機を使っているのでこしの強い弾力感があり、食べ応えがある。油そばは汁なしでシンプルな構成である分、調味料によってさまざまな味変ができる。いろいろと試して自分だけの油そばを作ってもらえれば」と話す。
「実際にやって分かることも多い」とこぼす一井さん。「始める前はこれで大丈夫だろうと想定していたものが実際には歯が立たないこともあって飲食業の難しさを日々感じている。お客さまからお叱りの声を受ける半面、オープン間もないのに何度も来てくれる方もいて励みになっている」とも。
営業時間は10時~15時。日曜定休。