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高松・塩江美術館で企画展「色からきづく」 絵画の色に焦点当てる

中井千代栄「流し雛」 (不詳)

中井千代栄「流し雛」 (不詳)

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 高松市塩江美術館(高松市塩江町安原)で現在、企画展「色からきづく」が開催されている。

山田等「小供」(1982)

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 同館所蔵のコレクションの中から、色に着目した作品約23点を集めて展示する同展。学芸員の高嶋良子さんは「自然界から生み出されるものを基調とし、この世界に多数存在している『色』。『色』は感情の喜怒哀楽に働きかける力を持っており、日々の暮らしの中で、人はその影響を受けている。作品を選ぶに当たり、同じ作品の中でも、淡い色とはっきりした色が組み合わさっている作品を多く選んだ」と話す。

 例えば高松市塩江町在住の画家、中井千代栄が描いた「流し雛(びな)」では、「紺」を基調とした画面の中、「桃色」のひなが際立つ。流しびなは旧暦の3月3日に行われる行事。寒色の中に映える暖色は、穏やかな春の温かさを見る者に伝えてくれる。

 高嶋さんは「作品それぞれに色と、それにまつわるストーリーがある。自分と関連付けて想像を膨らませて楽しんでほしい。コロナ禍で人と人とが触れ合うことが難しい今だからこそ、自分の心に焦点を当て、見つめ直し、そこから得た気付きが、今後の糧や生きていく上での新たな視点・ヒントになるのでは。人生は小さな気付きの連続。その気付きを認めることで、人生は豊かになる。展示作品を通して、見る人が自分の気持ちや思いに気付くことを試み、色に基づいた感情を見つける体験ができることを願っている」とも。

 カラフルな作品だけでなく、見る人それぞれに「色」を想像させるような水墨画も展示する。

 開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館(祝休日の場合は開館、翌日休館)。入館料は一般300円ほか。1月30日まで。

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