高松市内を発着点とし、近隣市町を巡る初の「かがわマラソン2026」が3月15日、開催された。
当日は好天に恵まれ、スタート地点のあなぶきアリーナ香川(高松市サンポート)には県内外から多くのランナーが集結。42.195キロのフルマラソンには総勢1万439人が参加した。家族連れや子どもも参加できる3キロや1キロのファンランも行われた。号砲とともに一斉にスタートを切った参加者に対し、沿道からは大きな声援と拍手が送られた。
1キロのファンランに参加した主催者の池田豊人香川県知事は「今日この日を迎えられてうれしい。県民の反応も歓迎的なものだったので、今後も開催して多くの人が集まるマラソン大会にしたい」と大会の幕開けを喜んだ。
折り返し地点の綾川町と「中野うどん学校 高松校」(成合町)には、うどんや県銘菓を振る舞う給食ポイント「う!まげなエイド」などが設けられ、ランナーたちが足を止めて香川ならではの味を楽しんだ。大阪府から参加した三田康弘さんは「1回目の大会という点と、先着順で受け付けしてもらえる点に引かれて、札幌にいる友人と一緒にエントリーした。うどんは混んでいたが食べることができ、だしの塩味はランニングの大きな力になった。沿道からの声援に力をもらいつつ、三角(おむすび)山が並ぶ香川の風景を楽しんで走ることができた」と笑顔を見せた。地元香川から参加した風呂大和さんも「普段車で走る道路、日常の見慣れた景色の中をランニングできて感慨深かった。給食ポイントなど各所で知り合いに会えてパワーをもらった。うどんや県銘菓の灸(きゅう)まんが食べられるのも香川らしさを感じて良い」と笑顔を見せた。
フィニッシュ地点となったあなぶきアリーナ香川のメインアリーナでは、観客の声援に迎えられながらランナーたちが次々とゴールした。男子トップの2時間16分34秒で完走した古川大晃選手は「こんないい天気の中で記念すべき1回目の大会を走ることができてうれしい。コースは多少のアップダウンはあったものの走りやすく、ラストに海が見えたのが何より良かった」と語る一方、「うどんを取れなくて残念。次回はそちらも楽しみたい」と話した。
この日が誕生日だったという女子トップの川内理江選手は「記念すべき日に記録を残すことができてうれしい。コースはアップダウンはあるが道が広くて走りやすいコースだった。沿道の応援からたくさん力をもらい、景色も楽しめて良かった」と振り返った。記録は2時間26分35秒で、「目標タイムより早く走ることができた。一つ年を重ねる上で幸先の良いスタートになった。自らの可能性を信じてこの1年も走っていきたい」とも。