独身寮をリニューアルした複合施設「TAKAMATSU JAM 4.5」(高松市高松町)内に5月20日、「喫茶ヒツジ」がオープンした。
店主の山田聡子さんとパン職人の川勝祥(しょう)さんが営む同店。川勝さんの名前も店名の由来の一つ。「祥の字には縁起の良い意味があることや羊のイラストなら自分にも描けるということで店名にした」(山田さん)と言う。
今年3月に京都から転居してきた2人。山田さんは「香川は住みやすいと前から聞いていた。住み始めて3カ月になるが、山も海も近く雰囲気が良いし、気候もおだやかで住みやすい」と話す。「元々2020年に出店する予定だったが、コロナ禍の影響もあり、いったん出店を見合わせ、パンやクッキーなどをオンラインで販売していた。今回やっと店を出すことができてうれしい」と笑顔を見せる。
メニューはパンとコーヒー。パンは食パンをはじめ、おかず系パンを中心に約30種を用意する。コーヒーは、親交がある「西院ロースティングファクトリー」(京都市右京区)のものを使い、2人が良いと思ったコーヒー豆をブレンドした「ヒツジブレンド」などを提供する。
山田さんは「今はイートインでの対応が難しいが、夏場を目標に店内でもパンやコーヒーを楽しんでいただけるようにしたい。毎日食べても飽きないパンを目指している。少し奥まったところに店があるが気軽に寄ってもらえれば」と来店を呼びかける。
営業時間は10時~17時(無くなり次第終了)。火曜・水曜定休。