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香川のロック・パンクバンド「古墳シスターズ」、野外ライブ「モンバス」初出演へ

バンドのアー写 (左から)ラースさん(Drs.)、(中央後ろ)松本陸弥さん(Gt.)、(中央前)松山航さん(Vo.)、小幡隆志さん(Ba.)(撮影:アミノン)

バンドのアー写 (左から)ラースさん(Drs.)、(中央後ろ)松本陸弥さん(Gt.)、(中央前)松山航さん(Vo.)、小幡隆志さん(Ba.)(撮影:アミノン)

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 香川を拠点に活動するロック・パンクバンド「古墳シスターズ」が8月、国営まんのう公園(まんのう町吉野)で開かれる野外音楽イベント「MONSTER baSH(モンスターバッシュ)2022」に出演することが決まった。同バンドの出演は今回が初。

今年の潮騒ロックフェスティバルでのライブの模様(撮影:アミノン)

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 2013(平成25)年、高松で結成した同バンド。結成当初、メンバーのほとんどが音楽初心者だった。メンバーの一人で、ギター担当の松本陸弥さんは「初期はステージで掃除機を持っていた」と言う。

 「結成当初は『とにかく目立つことをしないとだめ』と思い込み、奇声を上げるなど奇抜なことをしていた。自分もギターソロの際、掃除機でギターを吸ったり、『これがモッシュや』とロボット掃除機を客席に投げ込んだりした。結成から2年ほどたったころ、メンバーの間で『自分たちがやっているのは音楽ではない』『このままではいけない』という声が上がり、活動を続けるため、そして自分たちの思いをきちんと伝えるため、活動方法や音楽に取り組むことについて考えるようになった」と当時を振り返る。「今では掃除機を持ち込んだりはしないが、結成当初と変わらぬエネルギーでライブを続けていくことだけは忘れないようにしている」とも。

 バンドのキャッチコピーは「平成最後の青春パンク」。キャッチコピーを考えたベース担当の小幡隆志さんは「2019(平成31)年頃、バンド『ガガガSP』の『日本最古の青春パンクバンド』のようなキャッチフレーズが欲しいという話が上がった。ちょうど平成が終わるか終わらないかのタイミングだったこともあり、『平成最後の青春パンク』という言葉がふと思い浮かんだ。当時は語感重視で考えたが、バンドメンバーが全員平成生まれであるとともに、『令和という新しい時代に平成後期が生み出した青春パンクを響かせてやろう』といった意気込みが感じられ、自分でも気に入っている」と話す。

 今年3月、高松中央商店街の複数の会場をステージとする音楽イベント「サヌキロックコロシアム」に3年ぶり2度目の出演を果たした。

 イベントに向け、松本さんは「脱退したメンバーもいれば、応援してくれていたが会えなくなった方もいる。結成から9年、ついに『モンスターバッシュ』の舞台へ上がることができた。少しうるさいくらいの自分たちの音楽が遠くであれ近くであれ、少しでも多くの方に聴こえるよう演奏したい」と意気込む。

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