高松・歯ART美術館（高松市庵治町）で現在、企画展「銀粘土の世界vol.4」が開催されている。

色とりどりの壁掛け作品

　銀粘土は「アートクレイシルバー」とも呼ばれ、純銀の粉末と水と結合剤を混ぜ合わせており、粘土を乾燥させた後にガスコンロや電気炉などで焼き、磨くことでシルバーアクセサリーを作ることができる。

　2016（平成28）年から高松のアクセサリーショップ「忍銀shinogin」（春日町）主催で2年に一度開いている同展。飯間昇館長は「忍銀の方々の熱意や瀬戸芸のように定期的に開きたいという思いから定期的に開いている。当館は歯科技工の会社『和田精密歯研』が設立したが、銀粘土を製作している会社も歯科技工の器具を取り扱っており、その点で我々とも関わりがあると考えている。開催ごとに出展人数も増え、作品の幅も広がってきている。アクセサリーだけでない銀粘土の世界を見てもらえれば」と呼びかける。

　展示のほか、クラフトパンチを使ったペンダントや型抜きでのプチピンバッジ作りのワークショップも開く。

　開館時間は10時～17時。入館料は、大人＝600円、65歳以上＝300円、中学・高校生＝200円、小学生以下無料。ワークショップ参加費は、ペンダント＝3,000円、プチピンバッジ＝2,500円。要予約（土曜・日曜・祝日は随時参加可能。予約優先）。11月27日まで。