![展示会場の様子](https://images.keizai.biz/takamatsu_keizai/headline/1681460856_photo.jpg)
画家・清水新也さんの作品展が現在、高松・讃岐漆芸美術館(高松市上福岡町)2階で開かれている。
「ヴェニスの夢」 空飛ぶ自転車や汽車、バイオリンなど、清水さんの絵に登場するさまざまなシンボルが描かれている
徳島出身の清水さんは1988(昭和53)年、「サロン・ド・パリ」会員となり、2005(平成27)年のカンヌ国際栄誉グランプリ金賞をはじめ、国外のサロン入選、受賞も果たす。ピエロや花などを画題にしたものが多く、作中の背景に「童心に帰るタイムマシン」として自転車や汽車を、「夢を奏でるもの」としてバイオリンを描き込むなど、鮮やかな色彩のメルヘンな世界観が特徴。
今回の展示では作品約20点を展示するほか、クリアファイルやポストカードなどのグッズも販売。4月22日・23日は清水さんも在廊する。
同館の多田博文館長は「清水さんは現在50代半ばで、画廊では若手。まだまだこれから絵の価値も上がっていくと思われる。その時その時の変化も楽しみな画家。今回は大きめの作品を中心に選んで、統一性を持った展示にした。鮮やかな色彩、精緻な描き込みなど、絵からエネルギーが伝わる作品が並ぶので、足を運んでもらえれば」と来場を呼びかける。
開館時間は10時~18時。水曜・木曜休。入場無料。4月23日まで。