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高松に「バイエイジエイティーン」プラントベース・小麦不使用のうどん提供

レセプションで提供した「山の幸の天ぷらうどん」

レセプションで提供した「山の幸の天ぷらうどん」

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 小麦粉や動物性食材を使わないうどんを中心としたプラントベースメニューを提供する「by age 18(バイエイジエイティーン)」(高松市牟礼町大町)が12月18日、オープンする。

麺の太さは通常の讃岐うどんと大きく変わらない

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 店名はアインシュタインの「常識とは18歳までに身に付けた偏見のコレクションでしかない」という言葉に由来し、「『うどんは小麦粉で作るもの』という先入観を打ち壊し、体質や宗教、思想に関係なく同じテーブルを囲み、楽しめるものを作りたい」という思いから付けられた。米粉の麺を使い、だしや具材にもいりこをはじめとする動物性食材を使わないうどんを開発した。

 店舗はプロジェクトを指揮した香川のデザイン会社「人生は上々だ」社長の村上モリローさんの実家近くで、目の前に志度湾が広がる。店舗面積は176平方メートル。席数は32席。

 メニューはうどんを中心にコース料理を提供。ランチコース(2,000円)では「山の幸天ぷらうどん」「焼きうどん」「カレーうどん」の3種と前菜の盛り合わせ「讃岐の八寸」を提供。ディナーコース(5,000円)ではランチコースをベースに品数を増やして提供する。当面はランチのみ営業し年明けをめどに、ディナーやカフェ営業も始めるという。

 2日にはレセプションを開催し、来場者に「山の幸天ぷらうどん」を振る舞った。店名を考案したコピーライター・岩崎亜矢さんは「麺はもちもちとした食感で違和感なくおいしく食べられた。小麦アレルギーを気にせず食べられることをうれしく思う方は多いと思う」と話す。

 料理を監修したビーガンレストラン「菜道」(東京都目黒区)チーフシェフの楠本勝三さんは「当店で普段からしていることをうどんに落とし込んだ。大事にしたのは『通常の讃岐うどんと大きくかけ離れたものにしないこと』、プラントベース料理ではあるが特別なものではなく、『いつもより多めに野菜を取りたいから行こう』と言うような日常的な選択肢になれれば」と期待を込める。

 村上さんは「米粉の麺の開発などに時間と労力がかかった分、『おいしい』と言う声が聞けてうれしい。プラントベースで小麦粉を使わないうどんが地域で受け入れられるかを見ていきたい。料理をゆっくりと楽しんでもらえるようコース制にした。目の前に広がる瀬戸内海の景色を見ながら料理を楽しんでもらえれば」と呼びかける。

 ランチの営業時間は11時30分~14時。水曜定休。

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