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高松・庵治町のイタリアンレストランが業態変更 スパイスや漢方使う料理提供

大きなテーブルを中央に置く店内

大きなテーブルを中央に置く店内

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 高松のレストラン「仙境遊心庵誾菴(せんきょうゆしんあんぎんあん)」(高松市庵治町、TEL 090-3180-5100)が5月10日、イタリア料理からカレーなどのスパイスを使った料理を提供する店に業態変更した。

南インド風カレー 30種の香辛料やイノブタの肉、ジャスミンライスを使う

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 1997(平成9)年に磨屋町(とぎやまち)で日本酒とワインを提供する店として開店した同店。3年前に今の場所に移転し、魚醤(ぎょしょう)などを使った南イタリアの料理を提供する店として営業を始めた。

 業態変更について、店主の山中慧観(えかん)さんは「南イタリアやインドに住む人は太っている人が少なく、それがなぜなのか興味があった。風土や人種によって食べ物の合う・合わないも変わるし、調理法によって消化のしやすさも変わる。食は技術だけで語れるものではないと考え、民俗学なども勉強してきた。当店で提供する料理は自分が学んだことや食べてきたもの、友人に教えてもらったものなどを自分の経験も交えて作り上げたもの。季節に応じて使う香辛料を変えるなど、料理一つ一つ、味だけでなく体への作用を考えて作っている。コーヒーも軟水で40日かけて水出しするなど味を引き出すための工夫を凝らしているので、味わいに来てほしい」と来店を呼びかける。

 営業時間は11時~16時。利用には電話予約が必要。

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