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さぬき市で写真展「生きる」 世界18カ国の絶景写す、マルシェも

(左から)MINAさん、TAKUMIさん、村川和也さん

(左から)MINAさん、TAKUMIさん、村川和也さん

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 387日間で世界18カ国を旅したカップルTAKUMI(タクミ)さんとMINA(ミナ)さんの「世界一周絶景写真展『生きる』」が12月9日・10日、さぬき市の藍染め工房「Khimaira(キマイラ)」(津田町津田)で開かれる。

TAKUMIさんが撮影したウユニ塩湖と星空の写真

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 写真家のTAKUMIさんと自己肯定感を高める「セルフラブ」講師として活動するMINAさんによる同展。2人は昨年2月~11月、今年2月~6月の387日間で米国やギリシャ、フィンランド、ボリビアなど世界18カ国を回った。今回の展示ではTAKUMIさんが撮影した写真を展示販売するとともに、2人も在廊し旅のことやそこで見て感じたことなどを話す。イベント期間中はマルシェも開き、県内を中心に飲食店や雑貨店7店が出店する。

 「世界を自分の目で見て感じる」「日本で見られないものを見て選択肢を増やす」「世界の絶景の写真を撮る」の3つを目的に世界各国を回ったというTAKUMIさん。写真展について「自分の写真が『ここに行ってみたい』など誰かの背中を押すものでありたいと思っている。展示で写真を見て感じた感動や志も時間がたつと薄れてしまう。いつも手元に置いてその時感じたことを思い出してほしいと思い、販売も行う」と話す。

 かつてうつ病になった経験もあるMINAさん。自身の経験について「昔はいい学校を出ていい会社に入るのが最善だと感じていたが、バックパッカーの方や学校を卒業して会社に入らず生きている人など自分の知らない生き方をしている人々に出会い、自分の選択肢が広がった。日々生活する中で悩み事もあると思うが、この世界は広く、選択肢も思う以上にたくさんあることを来た人に伝えたい」と話す。

 同展を企画した「なんでも屋」として活動する村川和也さんは一昨年12月、キャンピングカーで日本一周する中で2人と知り合ったという。企画した理由について「自分も閉鎖的な環境に置かれて閉塞感やそこから来る諦めを経験してきた。2人と出会って香川県では感じられない価値観の違いを感じたのが今でも印象に残っている。誰かの話を聞いていて『すごいことをしている人』という距離感ではなかなかわがこととして捉えられないが、知り合い・友人など距離の近い人の言葉は強く印象に残ることもある。今回の展示を通して、2人と『友達』になってほしい」と呼びかける。

 開催時間は10時~16時。入場無料。9日の17時30分~18時30分には同所で津田高校の生徒がゲストと対談する企画「ふらコミ」にTAKUMIさん、MINAさんも参加する。観覧無料。

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