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高松のブルワリーが高松の盆栽をイメージしたビール

「オーロイブルーイング」代表の渡辺仁史さん

「オーロイブルーイング」代表の渡辺仁史さん

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 高松のファントムブルワリー「オーロイブルーイング」(高松市内町)が11月30日、高松盆栽をテーマにしたビール「seki(セキ)」を発売した。

「seki」の缶

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 7月にオープンした同店。店名の「オーロイ」は香川の方言で「恵みの雨」を意味する「おうろい」から来ている。

 今回発売の「seki」はアルコール度数が高く、ホップの苦みとアロマが強いのが特徴の「West Coast IPA(WCIPA)」。代表の渡辺仁史さんは「苦みや松の風味を引き出すとともに、爽やかなかんきつ感をプラスした。モルトを複数種ブレンドすることで後味の丸みや風味の奥行きもイメージし、自分が思う盆栽感は表現できたと思う」と自信を見せる。ラベルには盆栽の名産地として知られる高松市鬼無町の盆栽園「中西珍松(ちんしょう)園」の盆栽「寿」のイラストをあしらった。

 渡辺さんは「高松の鬼無地区や国分寺地区は国内最大の盆栽の産地で、讃岐うどんや骨付き鳥にも匹敵する。高松盆栽を当店のやり方で世間にアピールできないかと考えたところからプロジェクトがスタートした」と話す。

 「名前の由来である『席』は盆栽の木の周りの空間のこと。盆栽が木単体でなく周りの飾りも含めて楽しまれるようにビールも誰と飲むか、どこで飲むかなどさまざまな場面で楽しむことができる。その場面を彩るものになれば」と話す。

 価格は350ミリリットル=750円。店頭とオンラインショップで販売する。

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