来年開催される「第6回瀬戸内国際芸術祭」総会が3月26日、高松市で開かれ、ポスターやパンフレットに使われる先行ビジュアルや出展アーティストの情報が一部公開された。
さぬき市の津田の松原 「志度・津田エリア」での活用が構想されている
2010(平成22)年以来、3年に1度開催される同芸術祭。香川県内の会場は、坂出市では従来の沙弥(しゃみ)島・与島に瀬居(せい)島が加わり、新たに「瀬戸大橋エリア」が設けられるほか、香川県沿岸部としてさぬき市の「志度・津田エリア」、東かがわ市の「引田エリア」、宇多津町の「宇多津エリア」が加わる。
先行ビジュアルは岡山市出身のデザイナー・原研哉さんが手がけ、瀬戸内海を背景に台形、三角、四角でデフォルメしたそこに浮かぶ島々、船などが描かれている。メインビジュアルの公開は今年秋頃を予定する。
出展アーティスト・プロジェクトも一部公開され、「直島新美術館(仮称)」に携わる建築家・安藤忠雄さんや岡山県出身の現代芸術家・松井えり菜さん、写真家・ホンマタカシさん、振付家の辻本知彦さんと俳優の森山未來(みらい)さんが設立したパフォーマンス集団「きゅうかくうしお」など13組が名を連ねる。
同芸術祭は来年、春会期=4月18日~5月25日、夏会期=8月1日~8月31日、秋会期=10月3日~11月9日の日程で開催する。