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高松の会社員が発酵あんこ商品「あんこの革新」開発

「あんこの革新」のパック。黄色のパックは香川を拠点に活動する現代アートユニット「Shimono-Logo」がデザインした物で味は同じ

「あんこの革新」のパック。黄色のパックは香川を拠点に活動する現代アートユニット「Shimono-Logo」がデザインした物で味は同じ

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 高松市在住の会社員・中谷浩一朗さんが4月1日、発酵あんこ商品「あんこの革新」のネット販売を始めた。

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 会社に勤めながら試行を重ねた末に同商品を開発したという中谷さんによると、3~4年ほど前にテレビ番組で発酵あんこの存在を知り、自分でも作ろうと研究を始めたという。中谷さんは「大学入学前は体重が120キロあったが、大学でラグビー部に入ったことをきっかけに、運動で痩せられることを知り、トレーニングを始めた。現在の体重は70キロ台。健康には気を使っているが今も食べることが大好き。必要カロリーを摂取できると共に食べても罪悪感の湧かない物を開発したいと思っていたところ、発酵あんこを知り、自分でも作りたいと思った」と話す。

 最初は自分で食べる用に小豆と麹(こうじ)を使い、自宅の炊飯器を使って作り始めたが、味が均一化しないことや類似商品が世にないことから、品質の安定した商品を製造・販売することを決意。協力してくれる工場を探そうと全国の工場を調べたが、条件に合うものは見つからなかったという。1年をかけ高松市で条件に合う工場を見付け、商品化にこぎ着けた。

 材料は、あずき、特殊共生菌、発酵促進のためのてんさい糖、レモン果汁、梅の花から抽出した「令香梅の花乳酸菌」を使う。あんこについて、中谷さんは「通常のあんこよりはサラっとした食感。レモン由来のほのかな酸味があり、ヨーグルトやバニラアイスとよく合う。そのままで食べるのもお勧め」と話す。

 中谷さんは「ふるさと納税の返礼品として現在『さとふる』に申請している。市内の土産店やアンテナショップにも並べたい。いずれは海外進出も目指している。香川を代表する食材として広めていきたい」と意気込む。

 価格は1パック100グラム入り=1,260円。

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