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たかまつ讃岐てらす財団、地元企業と学生の地域活動助成の冠基金創設

(左から)「たかまつ讃岐てらす財団」代表理事の大美光代さん、「ONDO」社長の谷益美さん

(左から)「たかまつ讃岐てらす財団」代表理事の大美光代さん、「ONDO」社長の谷益美さん

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 香川県のコミュニティー財団「たかまつ讃岐てらす財団」が現在、学生を対象にした助成プロジェクト「ONDO次世代リーダー応援ファンド」の助成対象者を募集している。

 学生に向けた講義を行う「ONDO」

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 寄付者が関心のある地域課題に対して名前を冠した基金を作り、支援できる「冠基金」として設立された同基金。支援するのは研修やコーチングを行う「ONDO(オンド)」(高松市鍛冶屋町)。

  支援額は1件当たり最大10万円で総額80万円。対象者は香川県内で活動する小学生・中学生・高校生・大学生相当の年代で組織する3人以上のチームで、地域で影響力を発揮できる「未来のリーダー」育成を目的とする。既存の活動であっても新たな工夫やチャレンジをする場合、応募の対象となる。

 ONDO社長の谷益美さんは「当社は研修やファシリテーションを通じて、個人や組織が持つ可能性を最大限に引き出し、より良い未来へ導くことを使命としている。これまでも対話の場や情報発信の場を作るなど地域の方々と共に学び行動する取り組みをしてきた。この基金は未来を担う若者たちが地域課題に主体的に取り組み、周囲を巻き込みながら解決へと導く経験を積むことを後押しするもの。『動いてみる』『やってみる』という主体的な挑戦はリーダーシップを育む機会になる。香川の学生が最初の一歩を踏み出すきっかけとなるような支援になれば」と話す。

 たかまつ讃岐てらす財団代表理事の大美光代さんは「当団体にとって初となる冠基金。地域への熱い思いを持つ企業からの寄付を原資に地域の若者の挑戦を応援できることがうれしい。学生たちの斬新なアイデアを実現し『地方でも面白いことはできるし応援してくれる人はいる』と未来への選択肢を増やすものになれば」と話す。

 6月30日17時まで募集。7月に応募者によるプレゼンテーションを行い、採択者を決定する。

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