瓦町FLAG(高松市常磐町1)8階の「市民交流プラザ IKODE瓦町」で1月8日、俳優で写真家の石井正則さんの写真展「13(サーティーン)~ハンセン病療養所の現在を撮る~」が始まった。
タイトルの「13」は全国にあるハンセン病療養所の数に由来する。テレビで放送されていたドキュメンタリー番組をきっかけにハンセン病療養所に興味を持つようになったという石井さん。2016(平成28)年に国立療養所多磨全生園(東京都東村山市)を訪れたのを皮切りに、仕事の合間を縫って「8×10(エイトバイテン)」と呼ばれる大判カメラを手に、北は青森県から南は沖縄県にあるハンセン病療養所を全て回り、撮影した。
同展の会場設営の際には石井さんも来場。自ら設営に携わり、写真の順番にもこだわったという。
開催に当たり、石井さんは「ハンセン病もかつて社会に大きな影響を及ぼした病。昨今のコロナ禍と共通する部分、学ぶべき部分があると思う。この写真展をきっかけに実際にハンセン病療養所に足を運んでもらえればうれしい」とコメントする。
開館時間は10時~21時。入場無料。今月16日まで。