ライブハウス「高松MONSTER(モンスター)」(高松市瓦町)で10月3日、同店所属アイドルのステージ「IDOL PARADISE」が600回を迎え、記念ライブが開催された。
8月10日で10周年を迎えた同店。オールスタンディングで最大500人収容可能なフロアと7.5メートル×4.5メートルのステージ、300インチのプロジェクターを備え、地元バンドからツアーバンド、メジャーアーティストまで幅広く出演。これまでにあいみょん、KingGnu、RADWIMPS、WANIMA、東京スカパラダイスオーケストラほか多数のアーティストが出演している。
同店は2013(平成25)年、アイドルプロデュース事業を開始。所属アイドルを「MONSISTERS」と総称し、水曜と週末に同店と系列のライブハウス「MONSTERS Cafe」(モンスターズカフェ)」(高松市常磐町)で、約2時間のアイドルステージ「IDOL PARADISE」と「平日MONSISTERS」を開催してきた。
10月3日の「IDOL PARADISE Vol.600~ついに600回スペシャル~」には、「MONSISTERS」のいりこ。(いりこまる)さん、りおんさん、今回が初ステージとなるまどかさんとかれんさん、大阪の姉妹ユニット「アイシェリング」の神野あやかさんとあみさん、広島のアイドルユニット「キツネでこんコン!」の田島綾夏さんと白間ひなのさんの計8人が出演した。会場ではアルコール消毒とマスクの着用を義務付け、入場時に検温を行うなどの感染症対策を取って開いた。
両店代表でMONSISTERSのプロデューサーを務める海原祥司さんは「ライブハウスに来たバンドの女の子にアイドルをやってみないかと半ば冗談で声を掛けたのがきっかけで、そこから今日までやってきた。プロデュースのコンセプトは『香川県から全国へ』。コロナ禍前は全国遠征もしていたが、今はコロナ禍で県外に出られないので地元ばかりの開催となっている。それでも今日のように昔からの縁で県外のグループも長く足を運んでくれているのはうれしい。8年間続けられるのはなかなかないこと。ライブハウスが母体なので余裕を持った運営をできること、人を集めることを第一に考えてきたのが長続きの秘訣(ひけつ)」と話す。
観客の一人で、高松モンスターに通い始めて半年になるという岩越鮎奈さんは「お客さんのことを見て歌ってくれる彼女たちの姿を見ていると元気をもらえる。同じ女性として美の手本にもなる」と話す。
MONSISTERSのいりこ。さんは「コロナ禍でもこうしてイベントができることは素晴らしいこと。これもゲストや関係者の方々の協力のおかげ。IDOL PARADISEを1000回、2000回と続くイベントにしていくとともに、オリジナル曲も披露していきたい」と抱負を語る。
MONSISTERSは常時、新メンバーオーディションを実施している。