サンポート高松(高松市サンポート)の多目的広場特設ステージで10月31日、ハロウィーン仮装コンテストが開かれた。
「あなぶきアリーナ香川」壁面のプロジェクションマッピング投影の関連企画として開かれた同イベント。コンテストには、個人からグループまで事前に応募した22組が出場し、アニメキャラクター、映画の登場人物、オリジナルの創作キャラクターなど、思い思いの衣装で仮装。ランウェーを歩きながら、ポーズを決めたり、ダンスを披露したりして、自慢の仮装をアピールした。
中には、40万円をかけて制作したというロックバンド「KISS」の衣装や、段ボールで背中の装置を精巧に作った「ゴーストバスターズ」の装備、瀬戸内海の海ごみ問題を訴えるメッセージを込めた「マーメイド姉妹」などの仮装が次々と登場し、観客からは大きな拍手と歓声が送られた。
審査の合間には、8月に開かれたダンスコンテスト「瀬戸内ダンスストリート選手権」グランプリを獲得した「siscooo(シスコ)」、岡山を拠点にブレイキン講師としても活動する「ku-chang(くーちゃん)」さんのチーム、女性を中心としたダンスチーム「Yes!Problem!(イエスプロブレム)」 によるパフォーマンスが披露された。
審査の結果、捨てられた人形が命を持って持ち主を探すというストーリーを表現したチーム「dolls」がグランプリに輝いた。同じダンスチームで結成した3人組。メンバーの堀金珠羽さん、小角瑠奈さん、小川藍央さんは「人形らしい動きとしてダンスの動きを生かすことができた。グランプリに選出されて非常にうれしい。賞金の10万円は欲しいものを買うのに使いたい」と喜びを語った。
「Yes!Problem!」プロデューサーで審査員も務めたキムラモトコさんは「日本で一番盛り上がった仮装大会になったのでは。どの仮装も素晴らしく、出場者の皆さんが目の前の人たちを楽しませようと頑張る姿がすてきだった。日常でも目の前の人たちを楽しませる気持ちを大事にしてほしい。来年も開催できれば」と総括した。