高松の書店「本屋ルヌガンガ」(高松市亀井町)で5月18日、書籍「危機の時代を生き延びるアートプロジェクト」の刊行を記念したトークイベントが開かれる。
「危機の時代を生き延びるアートプロジェクト」編著者・橋本さん
同書は、瀬戸内国際芸術祭をはじめ、2010(平成22)年から約10年の間に各地で行われてきたアートプロジェクトを紹介。地域経済の疲弊や災害などの困難にアートはどう向き合ってきたか、どのような役割を果たすかを各地の事例と共に考察する。
当日は、編著を務めた一般社団法人「ノマドプロダクション」(東京都文京区)代表理事・橋本誠さんと、「完全予約制の古書店」である「なタ書(なたしょ)」(瓦町2)店主の藤井佳之さんが登壇。同書で紹介できなかった事例や見ておきたいアートの動きについて語り合うという。
同イベントについて、橋本さんは「寄り道、あるいは何か新しいことを始めてみる『きっかけとしてのアート』をもう一つのテーマとして話したい。この時期の瀬戸内といえば瀬戸内国際芸術祭が一番に浮かぶが、作品巡りをしているだけでは分かりにくい、継続的に行われているプロジェクトや、アートに限らず街や人の営みの変化などについても話してみたい。気軽な気持ちで参加してほしい」と呼びかける。
開催時間は19時30分~。参加費は1,000円(ワンドリンク付き)。要事前申し込み。