高松のライブハウス「RUFFHOUSE(ラフハウス)」(高松市常磐町1)が7月4日、常磐町の複合ビルに移転オープンした。
(左から)こけら落としに出演したエキサイト中條さん、勝詩さん、タマキングさん
1999(平成11)年7月4日、ルーツとなる店「Bar RUFFHOUSE」を常磐町にオープン。その4年後に田町へ移転した。
23周年を迎える今回、始まりの地である常磐町で、ライブスペースの他、音楽スタジオ、DJブースを備えたバーなどから成る「音楽の多目的施設」としてオープンする。店長の今城宣弥(こんじょうのぶや)さんは「目指しているのは『音楽の総合商社』。今はまだ工事中だが、音楽スタジオではネットラジオ配信ができるようにしたり、2階のライブの模様を1階のバーでも見られるようにしたりと、したいことがたくさんある」と話す。
23周年の同日に行われたこけら落としライブでは、同店となじみのある3人のミュージシャン、エキサイト中條さん、タマキングさん、勝詩(かつし)さんが出演。歌声と共に同店の新たな門出を祝福する言葉を届けた。
観客の一人で以前の店から通っているという小野真さんは「前の店より広くなったので、コロナ禍でも安心して音楽を楽しめそう。既に発表されている中で楽しみなライブもあるので、どんどん足を運んでいきたい」と話していた。
今後について、今城さんは「来る人が日常を忘れられるような、音楽をやる人も聴く人も楽しめる空間を作りたい。もう一つ計画しているのが、観客席にたくさんの豆電球をつるして星空みたいな空間にすること。ステージ上の演者だけでなく、観客も主役になれる場所にしたい」と意気込む。