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丸亀市で宝刀展示とゲーム「刀剣乱舞」コラボイベント こんのすけも登場

ポーズを取る「おっきいこんのすけ」

ポーズを取る「おっきいこんのすけ」

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 10月16日より公開する丸亀市立資料館(丸亀市)特別展示に連動して、丸亀市観光協会がオンラインゲーム「刀剣乱舞」とのコラボレーション企画「『ニッカリ青江公開プレミアムマンス』~刀剣乱舞-ONLINE-コラボレーション~』が始まり、同日、オープニングイベントが行われた。

延寿閣別館の撮影用パネル 丸亀市内も一望できる

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 PCブラウザとスマホアプリで楽しめるゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」は、ユーザーが歴史を守る「審神者(さにわ)」となり、刀剣が戦士の姿となった「刀剣男士」と共に歴史上の合戦に出没する敵をあだ討ちする刀剣育成シミュレーションゲーム。

 京極家の宝刀「ニッカリ青江」をはじめ、各時代の名刀や刀装具の名品を1カ月にわたって公開する同館特別展示「名刀見参 京極家の宝刀 ニッカリ青江公開」と同ゲームとのコラボレーション企画となる。

 ニッカリ青江は、鎌倉時代に備中国青江(岡山県倉敷市)で活躍したとされる日本刀刀工の一派が作った大脇差。元々は太刀だが、すり上げられて短くなった。名前の由来は、夜道でニッカリ笑う怪しい女を斬り捨てたところ、翌朝石灯籠が真っ二つで転がっていたという伝説によるもの。

 戦国武将で織田信長の家臣・丹羽長秀から豊臣秀吉に伝わり、子の豊臣秀頼から近江国大津藩主・京極家に渡った後、京極家が讃岐国(香川県)丸亀藩主となったことから、この地にとどまったとされている。

 ゲームキャラクターの「にっかり青江」は、軍服風の洋装にブーツと手袋、薄い白装束を羽織ったロングヘアの青年として登場。実体のない幽霊すら斬る名刀として活躍している。

 コラボレーション企画として、資料館2階ギャラリーと丸亀城内の延寿閣別館に、ゲームキャラクター「刀剣男士 にっかり青江」の撮影用等身大パネルを設置。さらに同キャラクターの声を演じる声優の間島淳司さんによる「丸亀城巡り音声ガイド」を無料で聞くことができる。

 併せて、丸亀城内の土産ショップ特設会場で「刀剣乱舞」コラボ限定グッズを販売。このほかスタンプラリーや人力車、周遊バス一日乗車券、協力店舗による「おもてなし割引」など、市を挙げてコラボレーション企画に取り組む。

 オープニングイベントは、松永恭二丸亀市長、丸亀市観光協会副理事長・眞鍋宣訓さん、ニトロプラス社長で同ゲームのプロデューサーでもある小坂崇氣(でじたろう)さんのあいさつで開幕。同ゲームナビゲーターの「おっきい こんのすけ」や地元丸亀を中心に活動するキャラクターらの撮影会、丸亀を中心に活動するよしもと芸人・大木亀丸さんのトークライブなども行われた。

 あいさつで小坂さんは「刀剣乱舞は6周年を迎え、丸亀市とのコラボ企画も4回目になる。初めの頃のイベントで一度来て以来、久々の丸亀市なので懐かしい気持ちを抱きつつ、この場所に立っている。今日は多くの方にお越しいただいてうれしい」と思いを述べた。

福岡県から親子で来場した久野百合香さんは「昨年はイベントが中止になって、今年ようやく来ることができた。自分の中ではニッカリ青江は『会える刀』、見るというより『会う』という気持ちで来た。ゲームを通して刀だけでなく、その地域にも興味・愛着が湧いてくる。コロナ禍での開催で課題もあったと思うが、それでも丸亀の方々が温かく迎えてくれたのがうれしい」と話す。

開館時間は9時30分~16時30分。月曜休館。丸亀市立資料館入館料600円(丸亀城天守入場券があれば560円、18歳以下と65歳以上無料)で2階ギャラリーは入場無料。延寿閣別館は丸亀城天守入場半券が必要で金曜・土用・日曜のみ開館。11月21日まで。

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