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起業家の香川大学院生が色使う教育アプリ開発 CFで協力呼びかけ

「視覚学習みるみるメソッド」アプリを開発する久保みどりさん

「視覚学習みるみるメソッド」アプリを開発する久保みどりさん

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 香川大学大学院創発科学研究科の久保みどりさんが現在、色を教育に生かす教材のアプリ開発プロジェクトへの寄付をクラウドファンディング(CF)で募っている。

「みるみるカード」 曜日や数字などを色分けする

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 子ども向け知育教材開発や教材作りのコンサルティングを行う「はなはなみかん」(高松市サンポート)の代表でもある久保さん。子どもの頃、文字や数字に色が付いて見える「共感覚」を持っていたことが教材開発を考えるきっかけになったという。「文字や数字に色がついて見えた。高校生になり共感覚がなくなってきて勉強に苦労するようになり、感覚と学習の関係に気づいた」と話す。

 同社では数字や曜日、天候などを色分けした知育教材「みるみるカード」をはじめとする「視覚学習みるみるメソッド」を開発、販売も行う。開発を目指すアプリでは多言語に対応するとともに自由に色を設定できるようにする。みるみるカードに加え、現在開発中の「どうぶつリズム」のアプリ化も目指す。

 教材について、久保さんは「現状はカードに加え音声や動画のコンテンツも必要で、単体で解決する教材ではない。アプリ化することでスマートフォンやタブレットなど一つのデバイスで教材が完結するようになる。外国にルーツを持つ子どもたちや視覚・短期記憶が苦手な子どもたちには従来の読み書き、発声などの教育方法はハードルが高い場面もある。全世界の子どもたちが学びやすい環境づくりを実現できれば」と意気込む。

 「academist(アカデミスト)」で来年9月30日まで支援を受け付ける。

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