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三木高生が「インタビューシップ」 地元企業をインタビューし発表

高校生が研修で学んだこと、経営者や社員からインタビューしたことをポスターセッションで発表した

高校生が研修で学んだこと、経営者や社員からインタビューしたことをポスターセッションで発表した

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 高校生が地元企業で学んだことを発表する「インタビューシップ」のポスターセッションが10月25日、三木町文化交流プラザ(三木町鹿伏)で開かれた。

会場 エントランスホールに企業のことをまとめたポスターが並ぶ

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 2019年より香川県中小企業家同友会と香川県立三木高校(三木町平木)が連携し、「共育型インターンシップ」として行う。生徒1人につき1社に出向き研修するとともに経営者や社員に企業理念や目的、夢など働く中で思うことをインタビューしポスターにまとめ発表する。今回は78社が同校の生徒を受け入れた。

 生徒の1人で、高松のリフォーム業「ママズ」(高松市下田井町)で研修した中山澪さんは、同社の経営理念や空き家問題に対する取り組み、社員に聞いたやりがいを感じる時などをポスターにまとめ発表した。

 発表を終え、中山さんは「これまで接点のない業種に触れ、知らない世界を知ることができた。インタビューシップでは仕事の体験でなく、そこで働く方々に話を聞くので内面も知ることができた。企業の業種もさまざまで生徒によって表現も変わるので、いろいろな話を聞けて有意義な時間になった」と笑顔を見せた。

 同社社員の土居正さんは「体験したことを他の人に伝えるためにまとめ、話を組み立てていることに感心した。企業理念や取り組みなどをまとめてくれているので、自社を見つめ直す機会にもなった。今回のポスターセッションでは皆SDGsの観点から見た企業の取り組みも紹介している。今の高校生は自分が思う以上に多くのことを考えていることが分かった」と話す。

 会場では併せて、総合学科を持つ四国の高校の関係者が集まる「四国地区高等学校総合学科研究大会」も開かれ、四国の教師と経営者がグループディスカッションを行った。三木高校の多田里香子校長は「四国4県それぞれの教師や経営者が話し合うことで、学校にとってはそれぞれの課題が見えるとともに、企業にとっても現在の教育の状況などの情報を聞く場を持つことができたのではないか」と話す。

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