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高松・慈照寺でマルシェ 説法漫才や豪雨災害の支援も

(右から)慈照寺住職の秋山和信さんと坊守の美智子さん夫妻

(右から)慈照寺住職の秋山和信さんと坊守の美智子さん夫妻

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 高松の慈照寺(高松市由良町)が11月3日、門前広場でマルシェを開く。

漫才で説法を伝える「Seppo-CCQ」

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 さぬき市津田町で開かれる讃岐朝市で講話を行ってきた同寺。住職の秋山和信さんは「今年は浄土真宗の開祖・親鸞聖人が誕生して850年、浄土真宗が始まって800年の年であり、総本山・西本願寺(京都市)をはじめ全国で『慶讃(きょうさん)法要』が開かれる。当寺でも法要とともにマルシェを開くことにした」と話す。

 マルシェでは飲食や雑貨、ワークショップのブースを開くとともに讃岐国分寺太鼓保存会のステージや、漫才で説法を伝える那須弘紹さんと藤岡教顕さんの住職コンビ「Seppo-CCQ」のトークショー、熊本県豪雨災害支援の物産展など支援企画も用意する。

 秋山さんは「寺は元々手形を発行したり、さまざまな機会で人々が立ち寄ったりして、地域のコミュニティーの働きをする場所だったが、現在は葬式や墓地の管理が主な役割になり、暗いイメージを持つ人も多いので払拭したかった」と話す。今年4月に開いた春の法要では密集するのを避けるため、会食の代わりにキッチンカーを呼んで、好評を得たという。「寺院も現代に親しまれるよう柔軟に考え、行動する必要がある。今回のマルシェが地域と出店者とのつながりを作ったり、来た人が支援活動などに興味を持ったりする場になれば」と期待を込める。

 開催時間は10時~15時。雨天中止。「Seppo-CCQ」のトークショーは10時30分~本堂、12時~境内で行う。

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