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サンメッセ香川で「ママ∞フェスタ」 コクバンカー、注目集める

車の四方に専用のチョークで描くことができるコクバンカー

車の四方に専用のチョークで描くことができるコクバンカー

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 サンメッセ香川(高松市林町)で11月3日、「ママ∞フェスタ2021」が開催され、「コクバンカー」が注目を集めた。

描かれる前のコクバンカー

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 「ママ∞フェスタ」は認定NPO法人「わははネット」(大工町)が「香川で子育てするママに、もっと子育てを楽しんでもらいたい!」をテーマに2012(平成24)年から開催しており、今回で9回目。県内外の企業による体験ブースを設けたほか、「ファミリー防災フェスティバル」も同時開催した。

 同NPOの中橋恵美子理事長は「昨年はコロナ禍の影響でイベントが中止となり、一年越しの開催となった。事前予約制にして人数制限を設けたこともあり、例年より来場者数は少ないが、それでも予想以上の人数の方に来ていただいている。今回出展企業の中でも久しぶりにイベント出展できることに涙ぐむ方もいた。多くの方の協力を得て、イベント開催の日を迎えられたことがうれしい」と話す。

 会場で注目を集めていたのは、いわま黒板製作所(善通寺市)が出展した「コクバンカー」。コクバンカーは車体に黒板の塗装を施し、専用のチョークで落書きできるようにした軽バンで、今回がイベント初出展となる。

 コクバンカーを企画した経緯について、同社社長の角野幸治さんは「子どもたちにとって学校の黒板は身近でありながら先生が使うもので、自由にお絵描きする機会がめったにないと感じていた。自由に落書きをすることで黒板を身近に感じてほしいと考え、善通寺市内のイベントなどで落書き用の黒板を設置したところ、子どもたちにも好評だった。車体を黒板にすればイベント会場にそのまま乗り入れて一度にたくさんの子どもに楽しんでもらえると思い制作した」と話す。

 当日、多い時は一度に20人の子どもたちが車を囲んで落書きをしていたという。丸亀市から来場した吉川かずみさんは「ママ∞フェスタは今回で3回目だが、こんな車は初めて見た。車にお絵描きするのはなかなかない機会なので、子どもたちもとても楽しんだ様子だった」と話す。

 今回のイベントについて、角野さんは「思った以上の反響があり驚いている。コロナ禍の情勢を見ながらにはなるが、親子で楽しんでいただけるよう、今後もさまざまなイベントに出展していきたい」と意気込みを見せる。

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