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高松・片原町商店街のかばん店「ノブヤ」が閉店発表 75周年の節目に

店舗外観

店舗外観

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 高松・片原町商店街のかばん店「NOBUYA(ノブヤ)」(高松市片原町)が今年いっぱいで閉店する。

イタリア製の床材を使った店舗内観

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 7月5日で75周年を迎えた同店。同店がオープンした1947(昭和22)年のこの日は、現店主・高橋逸平さんの1歳の誕生日でもあった。店の歴史について、髙橋さんは「元は兵庫町商店街で別の商売をしていたと聞いている。戦後間もないころ、現在の場所に移り、今の3分の一の広さでスタートした」と話す。

 その後70年以上営業してきたが、コロナ禍で客足が激減。現店舗の後継者も見つからないことから閉店を決めたと言う。閉店を発表して以来、「高校の同級生をはじめ、家族2~3代で通ってくださっている方々が店に来て『もっと続けてほしい』『寂しくなる』と言ってくれて感激した。40年ほど前、現店舗に改築した時の建築事務所の方も来て『40年たったと思えないくらい床がきれい。丁寧に使ってくれてありがたい』と言われたのがうれしかった」と話す。

 3軒隣にある派生店「NOBUYA collection(ノブヤコレクション)」は営業を継続する。「本店は営業できなくても、『ノブヤの看板は下ろしたくない』と娘が言ってくれた。本店で購入していただいた商品の修理は『ノブヤコレクション』でも受け付ける。形は変われど、後も『ノブヤ』が地域に愛される店になれれば」と話す。

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