高松市美術館(高松市紺屋町)市民ギャラリーで14日から、吉田愛服飾専門学校(番町)の学生による「Fashion Collaboration 2021」が開催される。
一年を締めくくる行事として、例年2月に丸亀町レッツホール(丸亀町)で開催していた。昨年は2月と12月に開催。12月のイベントから会場を同ギャラリーに変更した。新型コロナウイルス感染症の影響でさまざまな調整を強いられたものの、約500人の観客が訪れるなど盛況に終わったことから、今年も同時期に同じ会場で行う。6日間で学生の作品展示やワークショップを行い、最終日には学生がモデルを務めるファッションショーを実施する。
吉田弘子校長は「期間を長く設けているので、平日しか来られない方もゆっくり展示を見られるはず。ファッションショーは3回行うので、昨年見られなかった方にも見てもらえたら。ファッションは非日常の世界を見せてくれるもの。つかの間、現実から離れて、非日常の世界を楽しんでいただければ」と話す。
毎年異なるテーマを設けている同展。今年は長引くコロナ禍を背景として「私たちのファッションには希望がある」をテーマに掲げた。ジェンダーレスやSDGs、サステナビリティー(持続可能性)といったキーワードを元に素材選びから取り掛かり、見る人にとっても、制作する学生にとっても「未来への希望を感じさせる」ファッションを創作している。
展示作品は服のデザイン画約20点、洋服約60点。協賛の日本手袋工業組合が提供した手袋をビーズやリボンでアレンジするワークショップや、クリスマス飾りを作るワークショップも予定している。
ファッションショーは19日の11時~、13時30分~、15時30分~で、各回30分前から整理券を配布する。ショーの様子は後日、ユーチューブで配信予定。
開催時間は10時~17時。入場無料。今月19日まで。