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新屋島水族館で「世直し侍」イルカライブ クリスマス限定プログラムで上演

サンタクロースの衣装にオリジナルTシャツを着用した「世直し侍」

サンタクロースの衣装にオリジナルTシャツを着用した「世直し侍」

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 屋島山上の新屋島水族館(高松市屋島東町)で現在、「世直し侍」のイルカライブがクリスマス期間限定のプログラムで上演されている。

「世直し侍」の決め顔に合わせて口を開くイルカ

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 「世直し侍」を名乗る侍・平清親が突如イルカプールの前に現れ、飼育員とコミカルな会話を繰り広げつつ、イルカの背に乗って大ジャンプを決めるーーというストーリー仕立てのライブショー。クリスマス期間中は「世直し侍」がサンタクロースの衣装で登場し、BGMもクリスマスソングが流れる。

 同館のライブは、最小限の合図でショーが進んでいくのも見どころの一つ。演出を手掛ける櫻井俊行さんは「ライブの冒頭で、世直し侍の決め顔に合わせてイルカが口を開くシーンがあるが、これも合図は無し。ジャンプなどの大技を出すときは指示を出すことがあるが、お客さんには可能な限り、指示しているところを見せないようにしてショーを進めている」と言う。

 「開演当時は『人間が前に出過ぎ』という批判も受けたが、今では館の名物になり、メディアに取り上げられることも増えた。今までやってきたことは間違っていなかったと思えるようになった」とも。

 ライブ人気のもう一人の立役者が中学1年の後藤匠人くん。2歳の頃から繰り返し同館へ足を運び、小学1年でライブの子役として出演。現在は学校の合間を縫ってライブの音響を担当するとともに、新人スタッフの教育にも携わっている。「後藤くんが仕事に入るのは土曜・日曜・祝日のみだが、特に土曜・日曜は後藤くんがいないとライブが回らない」と櫻井さんも太鼓判を押す。

 イルカライブの今後の展望について、櫻井さんは「現在のイルカ劇ライブは世直し侍のプログラムのみだが、来年は過去に上演していた『イルカ博士』プログラムのリバイバル上演も考えている。今後の目標は、人間とイルカが対等な関係のショーを作り上げること。いつかは合図無しで、音楽を流すだけでイルカが動くようなショーを作りたい」と意気込む。

 同館では、平日に通常のイルカライブ、土曜・日曜・祝日に「世直し侍」が登場するイルカ劇ライブを上演。11時~、14時~、15時30分~(土曜・日曜・祝日は11時~、12時30分~、14時~、15時30分~)。クリスマス限定プログラムは今月25日まで。

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